GM quicker
~GMO DNA Extraction Kit for Grain~

GM quickerは、厚生労働省「平成18年6月29日付け食安発第0629002号」において
「組換えDNA技術応用食品の検査方法」におけるトウモロコシ、ダイズからのDNA抽出精製方法に採用されました。

Code No. 製品名 包装単位 希望納入価格
 317-06361   GM quicker 
 50回用 
 36,000円 

GM quickerは、トウモロコシやダイズなどの穀粒からDNAを抽出するためのキットです。本キットは、カオトロピックイオン存在下でDNAがシリカへ吸着する原理(Boom Technology)を採用しており、抽出操作にフェノールやクロロホルムなどの毒性有機溶媒を使用しません。遺伝子組換え作物(Genetically Modified Organisms:GMO)の検査においては、DNAを用いた方法が広く普及していますが、これまでの植物DNA抽出キットは抽出対象を「葉」としていたため、トウモロコシやダイズなどの穀粒からのDNA抽出には必ずしも効率的ではありませんでした。
本キットでは、抽出対象を穀粒へ特化させることによって、約45分間という短い時間で高い精製度のDNAを抽出することができます。また、本キットは検査用試料の調製におけるクロスコンタミネーションなど、抽出操作上の問題に配慮した設計となっています。さらに、本キットで使用するスピンカラムは、カラム容積を最大限確保しており、内封されたシリカゲル膜は、充分なDNA吸着容量と高い溶出効率を確保しています。

  ・穀粒から約45分で高精製度のDNAを抽出することができる
  ・抽出操作にフェノールやクロロホルムなどの毒性有機溶媒を使用しない
  ・試料のクロスコンタミネーション防止に配慮したキット設計を行っている
  ・抽出したDNAはPCRや制限酵素反応にそのまま使用することができる

構成品名
容量
保存
GE1 Buffer
100 ml × 3本
室温保存(15~25℃)
GE2 Buffer
37.5 ml × 1本
室温保存(15~25℃)
GB3 Buffer
12.5 ml × 1本
室温保存(15~25℃)
GW Buffer
40 ml × 1本
室温保存(15~25℃)
TE(pH8.0)
10 ml × 1本
室温保存(15~25℃)
RNase A(100mg/ml)
0.5 ml × 2本
室温保存(15~25℃)
Spin Column
50 個
冷蔵保存(2~10℃)
マニュアル
1部
-
簡易マニュアル
1部
-

  • RNase A は室温保存が可能ですが、長期間ご使用にならない場合には、冷蔵保存(2~8℃)をお奨めいたします。
  • GW Buffer にはエタノールが含まれていますので、ご使用号は蒸発を防ぐために必ず蓋を閉めてください。
  • 構成品のSpin Columnは冷蔵保存(2~10℃)した方が高いDNA収量を維持することが可能です。キットに含まれる「Spin Column」の保存条件を、室温保存(15~25℃)から冷蔵保存(2~10℃)へ 変更致します。(2007.12.3)

使用法1:トウモロコシからのDNA抽出

  1. トウモロコシ種子をフードミル等で粉砕し、トウモロコシ粉末試料を調製する。
  2. 50 ml チューブで1.0 g のトウモロコシ粉末試料を秤量し、6 ml のGE1 Buffer および20 µl のRNase A をそれぞれ添加する。ボルテックスミキサーにて30 秒間攪拌する。
  3. 10分間室温で静置する。
  4. 750 µl のGE2 Buffer を添加し、10~12回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  5. 10 分間氷冷する。
  6. 遠心(≧5K×g, 10 分間, 4℃)する。
  7. 上清4 ml 程度を新しい50 ml チューブに移す。
  8. 7で回収した上清から400 µl を1.5 ml マイクロチューブに移し,残った上清は4℃で保存する。
  9. 50 µl のGB3 Buffer を添加する。
  10. 200 µl のエタノールを添加し、10~12 回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  11. 10の混合液をSpin Column に全量移し、遠心(13K×g, 30 秒間, 4℃)し、濾液は廃棄する。
  12. 600 µl のGW Buffer をSpin Column に添加した後、遠心(13K×g, 60 秒間, 4℃)し、濾液は廃棄する。
  13. Spin Column を新しい1.5 ml マイクロチューブに移す。
  14. 50 µl のTE(pH8.0)を滴下した後、3 分間室温で静置する。
  15. 遠心(13K×g, 60 秒間, 4℃)し、濾液を回収する。

使用法2:ダイズからのDNA抽出

  1. ダイズ種子をフードミル等で粉砕し、ダイズ粉末試料を調製する。
  2. 50 ml チューブで1.0 g のダイズ粉末試料を秤量し、12 ml のGE1 Buffer および40 µl のRNase A をそれぞれ添加する。ボルテックスミキサーにて30 秒間攪拌する。
  3. 10 分間室温で静置する。
  4. 1.5 ml のGE2 Buffer を添加し、10~12 回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  5. 10 分間氷冷する。
  6. 遠心(≧5K×g, 10 分間, 4℃)する。
  7. 上清8 ml 程度を新しい50 ml チューブに移す。
  8. 7で回収した上清から700 µl を2.0 ml マイクロチューブに移し,残った上清は4℃で保存する。
  9. 250 µl のGB3 Buffer を添加する。
  10. 250 µl のイソプロパノールを添加し、10~12 回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  11. 10で得られた600 µl の混合液をSpin Column に移し、遠心(13K×g, 30 秒間, 4℃)し、濾液は廃棄する。
  12. 10で得られた残りの混合液全量を11のSpin Column に移し、遠心(13K×g, 30 秒間, 4℃)し、濾液は廃棄する。
  13. Spin Column に600 µl のGW Buffer を添加した後、遠心(13K×g, 60 秒間, 4℃)し、濾液は廃棄する。
  14. Spin Column を新しい1.5 ml マイクロチューブに移す。
このページの先頭に戻る

1. トウモロコシおよびダイズ種子からのDNA 抽出
 

本キットを用いてトウモロコシおよびダイズの種子からDNA 抽出を行った。
いずれの種子からもDNA を抽出することができた。本キットで抽出したDNA の1/25 量を1% Agarose S で電気泳動した。

       
  [電気泳動写真]
 
1
2
3
4 5 6 7 8  
Lane 1, 8 :OneSTEP Marker 6(λ/ StyⅠ digest)
Lane 2~4 :トウモロコシgenomic DNA
Lane 5~7 :ダイズgenomic DNA
       
2. トウモロコシおよびダイズ種子から抽出したDNA の制限酵素消化
  本キットで抽出したDNA を制限酵素EcoRⅠ およびHindⅢ で消化した。
       
  [電気泳動写真]
1
2
3
4 5 6 7 8
Lane 1、 8:OneSTEP Marker6 (λ/ Sty I digest)
Lane 2 :トウモロコシgenomic DNA intact
Lane 3 :トウモロコシgenomic DNA digest / EcoR I
Lane 4 :トウモロコシgenomic DNA digest / HindIII
Lane 5 :ダイズgenomic DNA intact
Lane 6 :ダイズgenomic DNA / EcoR I
Lane 7 :ダイズgenomic DNA / Hind III
       
       
3. PCR による内在性遺伝子の検出
  トウモロコシおよびダイズの内在性遺伝子検出用プライマーを用いて、本キットで抽出したDNA のPCR を行った。
PCR 条件は、農林水産省「組換え食品検査・分析マニュアル」に従った。
       
  [電気泳動写真]
1
2
3
4 5 6 7 8
Lane 1, 8 :OneSTEP Marker 11(pUC19/MspⅠdigest)
Lane 2~4 :トウモロコシgenomic DNA を鋳型にSSIIb 遺伝子を増幅(151 bp)
Lane 5~7 :ダイズgenomic DNA を鋳型にLe1 遺伝子を増幅(118 bp)

製品添付マニュアルをご覧になるにはAdobe ReaderやAdobe Acrobat Plug-in等、PDFを表示できるソフトウェアが必要です。

  GM quicker第2.2版


関連製品

製品名 Code No. 包装単位 希望納入価格
 GE1 Buffer 
 314-06371 
500ml 
12,000円 
 GE2 Buffer 
 311-06381 
200ml 
8,000円 
 RNase A 
 318-06391 
2.5ml 
19,600円 

このページの先頭に戻る


[Product List]
[Back To Top Page]