Ethachinmate

アルコール沈殿用共沈剤(DNase,RNaseフリー)

EthachinmateとLigation-Convenience Kitを併用した場合の形質転換への影響

Ethatinmateと簡易・迅速ライゲーションミックス「Ligation-Convenience Kit(Code No. 319-05961)」を上手く使用することで、ベクターやインサートが少量の場合でも効率よく実験を進めることができます。 EthachinmateとLigation-Convenience Kitを併用した場合の形質転換への影響については下記になります。

<Ethachinmateの影響>

実験条件
条件①: 2 μlのEthachinmateで調製したベクターやインサートを使用してライゲーション反応(16℃、5min)を開始。
20 μlの反応系から3 μlを形質転換に使用。
条件②: ライゲーション反応後、直ちに2 μlのEthachinmateを添加してエタノール沈殿を行い、形質転換に使用。
条件③: ライゲーション反応後、PCI(フェノール:クロロホルム:イソアミルアルコール(25:24:1))処理をした後に、2 μlのEthachinmateを添加してエタノール沈殿を行い、形質転換に使用。(その際、2μl以上のEthachinmateが持ち込まれている場合には、再度Ethachinmateを加える必要はない。)

<結果>

pUC19/EcoRⅠ+500 bpインサート。
16℃、5min. 20 μlの反応系のうち3 μlを形質転換に使用。

Ethachinmateで調製したベクターやインサートを使用しても、ライゲーション反応、形質転換への悪影響はないが、ライゲーション反応後、すぐにEthachinmateを添加してエタノール沈殿を行うと、形質転換効率が低下する。 Ethachinmateでライゲーション産物を回収する場合は、ライゲーション反応後、PCI処理をしてからEthachinmateを加えることで。また、Ethachinmateが反応系に持ち込まれている場合はPCI処理後にエタノール沈殿を行って下さい。

 


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