NIPPONGENE ISOSPIN RNA Virus
~For coronavirus RNA extraction~
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2020年5月20日より国内の医療機関ならびに検査機関向けにウイルスRNA抽出キットを販売いたします。
品名 |
Code No. |
包装単位 |
価格 |
備考 |
NIPPONGENE ISOSPIN RNA Virus |
102-2510 |
100回用 |
55,000円 |
医療機関・検査機関向け |
製造元 (株)ニッポンジーン
表示価格は希望納入価格 (税別) です。
製品説明
スピンカラムを用いて喀痰、鼻咽頭ぬぐい液、唾液、血清等の体液からウイルスRNAを抽出・精製するためのキットです。カオトロピックイオン存在下でRNAがシリカへ吸着する原理を応用しており、フェノールやクロロホルム等の毒性有機溶媒を使用しません。ウイルスの溶解や夾雑タンパク質の分解に最適な抽出液とProteinase Kを採用しており、 約30分で高純度のRNAを容易に得ることができます。
特長
・約30分でウイルスRNAを精製可能・スピンカラムで高い操作性・PCR法等で高感度に検出可能
製品内容
NIPPONGENE ISOSPIN RNA Virus (100回用)
構成品 |
容量 |
保存 |
備考 |
Proteinase K (20 mg/ml) |
1 ml x 2本 |
-20°C |
|
NIRV Extraction Buffer |
18 ml x 2本 |
室温 |
|
NIRV Wash1 Buffer |
30 ml x 2本 |
室温 |
エタノール含有 |
NIRV Wash2 Buffer |
30 ml x 2本 |
室温 |
エタノール含有 |
ddWater (RNase free) |
1 ml x 6本 |
室温 |
|
Spin Column |
50本 x 2袋 |
室温 |
上部パーツ:カラム、下部パーツ:Collection Tube |
Collection Tube |
50本 x 4袋 |
室温 |
Collection Tube 単品 |
輸送方法
製品は室温輸送しております。製品到着後、キット構成品のProteinase Kを冷凍保存(-20℃)して下さい。
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ご注文方法
本品のご注文方法はFAXのみですので、ご注意ください。
専用のFAX注文書に必要事項を記入し、FAX(076-451-6547)にてご注文下さい。
折り返し、発送予定日を記載した注文請書をFAXにて返信いたします。
以下リンクより専用FAX注文票(PDFファイル)がダウンロードできます。
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Q & A
- 試料中に含まれるウイルス量が少ない。
- 試料量を増やすオプションプロトコール(スケールアップ)をお試しください。
プロトコールはこちら
- キット以外に必要なものはありますか?
- 以下の機器、器具、試薬が別途必要になります。
【機器】 ボルテックスミキサー、ヒートブロック(喀痰サンプル等の場合)、卓上遠心機、遠心分離機
【器具】 マイクロピペット、ピペットチップ、1.5 ml マイクロチューブ
【試薬】
エタノール(96~100%)
- 喀痰や唾液など、粘性が高い検体の前処理方法について。
- 喀痰や唾液など、粘性が高く操作が困難な場合は国立感染症研究所の下記マニュアルをご参照下さい。
国立感染症研究所 「病原体検出マニュアル 2019-nCoV Ver.2.9.1」
国立感染症研究所 「2019-nCoV (新型コロナウイルス)感染を疑う患者の検体採取・輸送マニュアル」
- Proteinase K は-20℃保存とありますが、-30℃や-80℃で保存してもよいでしょうか?
- キット構成品のProteinase K は、50%グリセロール溶液でご提供しており、推奨の-20℃保存では凍結しませんが、-30℃や-80℃で保存されると酵素溶液が凍結します。
凍結した場合、使用前に融解してから利用することになりますが、凍結融解を多く繰り返すと酵素活性が低下してキット性能に影響します。そのため Proteinase K は、-20℃フリーザーに保管をお願いします。
- Proteinase KとNIRV Extraction Bufferをあらかじめ混合した状態で保存可能か?
- Proteinase KとNIRV Extraction Bufferを混合後、すぐに-80℃で凍結保管されますと、1週間は保管可能です。また、凍結融解は数回(2、3回)まで可能です。
なお、混合溶液を-20℃で保管されますと、酵素活性が低下しますのでご注意ください。
凍結保管された混合溶液は、室温で溶かし、もし析出物が現れた場合はよく混ぜて溶かしてからご使用下さい。
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本キットについて
- 本製品は、試験研究用です。
- 本製品は、富山大学 学術研究部医学系 微生物学講座の森永芳智教授・谷英樹准教授との共同研究の成果をもとに開発されました。
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株式会社ニッポンジーン 学術営業課
関連情報
製品情報
- 「NIPPONGENE ISOSPIN RNA Virus」 プロトコール
- 「NIPPONGENE ISOSPIN RNA Virus」 パンフレット

- 「NIPPONGENE ISOSPIN RNA Virus」 安全データシート

News Release
- 新型コロナ拡散防止対策に貢献するため、ウイルスRNA抽出キットを無償提供 (2020年4月10日)
販売規約
- 「NIPPONGENE ISOSPIN RNA Virus」 販売規約

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