品名 | Code No. | 包装単位 | 価格 | 備考 |
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CLEAR STAIN Blue |
312-08491 | 120 ml | 9,000円 |
製造元 (株)ニッポンジーン
表示価格は希望納入価格 (税別) です。
本品はアガロースゲル電気泳動後の核酸を染色するための試薬です。
本品は核酸を青色に染色し可視化するため、検出用の装置を必要としません。また臭化エチジウム(EtBr) のような変異原性はなく、取り扱いは非常に安全で容易です。
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200 mlの染色液を調製する場合、20 ml のCLEAR STAIN Blueを180 ml の水に加えて撹拌します。10倍に希釈した染色液は使用頻度にもよりますが、数日から1 週間以内であれば数回繰り返し使用できます。
構成品 | 容量 | 保存 | 備考 |
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CLEAR STAIN Blue | 120 ml x 1 | 室温 | 青色溶液 (10倍濃度 ) |
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使用の際には水(蒸留水、またはイオン交換水)または、泳動バッファー(1 x TAE, 1 x TBE) で10 倍に希釈してください。アガロースゲルの大きさに合わせて、適当な大きさの容器(タッパー等)*1 を準備します。ゲルが染色液に完全に浸る量を調製します。
*1 青色色素は容器に付着します。染色用容器は本品専用としてください。本品に接触するもの(容器や使い捨てスポイト等)は、色素が付着してもよいものを使用してください。
染色時間: 10分間
脱色方法: 40℃程度のお湯に入れ、2時間脱色、お湯を取り換え、一晩脱色
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染色液として、CLEAR STAIN Blue を10倍に希釈した溶液と、EtBr Solution を 0.6 μg/mlに調製した溶液を用意した。
約6 kbpのプラスミドDNAを制限酵素で切断し、6 x Loading Buffer Orange G を加えたあと1% Agarose S ゲルにアプライした (下図矢印: 400, 200, 100, 50, 25, 10 ng) 。
マーカーは、Gene Ladder Wide 1 を 5 μl アプライした (下図 M)。
電気泳動後のアガロースゲルを取り出し、各染色液の中に10分間沈めて染色し、溶液から取り出したゲルを40℃程度のお湯の中に2時間沈めて脱色を行った後、写真撮影した。
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電気泳動したアガロースゲルを10倍希釈したCLEAR STAIN Blueの染色液で10分間染色したあと、40℃程度のお湯に浸して脱色した。
上図:12ウェルのアガロースゲルを、染色直後、脱色15分後、30分後、2時間後、一晩後に撮影
下図:6ウェルのアガロースゲルを、染色直後、脱色15分後、一晩後に撮影
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上図: 一晩脱色した後のゲルを写真撮影
下図: バンドを見やすくする工夫の一例
12ウェルのアガロースゲルを1% Agarose S (30 ml)で作製した。
電気泳動後、染色10分、60℃のお湯で脱色を行った。
* お湯の温度が高い方が早く脱色しますが、60℃以上のお湯を使用するとゲルが溶ける恐れがあるためご注意ください。
脱色15分後には25 ng以上のバンドを確認でき、脱色2時間後には10 ng以上のバンドを確認できた。
備考:
脱色時間が長すぎるとバンドがぼやける場合もあります。目的フラグメントのサイズ、ゲル濃度や厚み、染色時間にもよりますが、脱色時間は一晩よりも3-4時間程度の方がバンドが見えやすい傾向があります。
アガロースゲルの厚さは、アガロース濃度や強度、サイズによりますが、なるべく薄く(3-5 mm程度)すると見やすくなります。
発砲スチロールの箱にラップを張って、その上にゲルを載せるとバンドが見やすいです。
緑色蛍光タンパク質GFP遺伝子を持つDNA断片をCLEAR STAIN Blue染色ゲルから回収した後、プラスミドベクターにクローニングし、大腸菌に導入した。形質転換した大腸菌の菌体内でGFP 遺伝子が発現し、プレートに紫外線を照射すると大腸菌が緑色に発光した。
また、EtBr染色ゲル(UV照射30秒間)から回収したDNA断片と比較しても、形質転換効率は同等であった。
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