GeneAce SYBR™ qPCR Mix II

リアルタイムPCR用試薬(SYBR™ Green検出系)
定量PCR
品名 Code No. 包装単位 価格 備考
GeneAce SYBR™ qPCR Mix II 313-09423 500反応用 24,000円 500反応用 (20 μl反応系), 48円/反応
200反応用 (50 μl反応系), 120円/反応
GeneAce SYBR™ qPCR Mix II 317-09421 125反応用 11,000円 125反応用 (20 μl反応系)
50反応用 (50 μl反応系)

製造元 (株)ニッポンジーン

表示価格は希望納入価格 (税別) です。

製品説明


GeneAce SYBR™ qPCR Mix II 500反応用

和光HPへ

GeneAce SYBR™ qPCR Mix II は、2×プレミックスタイプのインターカレーター法用のリアルタイムPCR 用試薬です。
本製品は、ホットスタートPCR 用酵素Hot Start Gene Taq NT と最適化されたバッファーにより、非特異的増幅を抑制し、高い特異性と再現性を実現しています。また、別途Uracil-N-Glycosylase (UNG) を添加することで、キャリーオーバー防止処理を行うことがきます。(本品にUNG は含まれておりません。別売品をご利用いただけます。
本製品は、パッシブリファレンス色素が予め添加されているため、各種リアルタイムPCR 装置で使用することが可能です。

特長

・ 圧倒的コストパフォーマンス(48円/20 µl反応系) ・ 高い特異性と増幅効率 ・ UNG(別売)の添加でキャリーオーバー防止処理が可能 ・ 各種リアルタイムPCR装置に対応(リファレンス色素添加済み)

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製品内容

使用回数

包装単位は20 µl反応系での使用回数です。

保存方法

-20°C(遮光)
4°C保存も可能ですが、1 ヶ月以内にご使用下さい。

・GeneAce SYBR™ qPCR Mix II
構成品 500反応用 125反応用 形状
2 x GeneAce SYBR™ qPCR Mix II 1.25 ml x 4 1.25 ml x 1 Hot-Start GeneTaq NT, dATP, dCTP, dCTP, dUTP*1, Mg2+, SYBR™ Green I, Stabilizers, Passive Reference Dye*2
*1 本品にUNGは含まれておりません。別途UNGを添加することでキャリーオーバー防止処理を行えます。
*2 パッシブリファレンス色素が予め添加されているため、ROX補正の有無にかかわらず各種装置に対応しています。

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使用例

反応液組成(例)
2X GeneAce SYBR™ qPCR Mix II 10 μl (final conc. 1X)
25 μM Forward Primer 0.4 μl  
25 μM Reverse Primer 0.4 μl  
Template DNA 2 μl  
ddWater up to 20 μl  

推奨PCR サイクル条件
95°C 10分 1サイクル 酵素活性化ステップ
95°C 5秒 (or 15秒) 45サイクル  
60°C 1分


融解曲線解析

 

実験例1 2ステップリアルタイムRT-PCR (cDNAの増幅 156 bp)

ISOSPIN Cell & Tissue RNAおよびGeneAce cDNA Synthesis Kitを用いて得られたマウス肝臓 に由来するcDNAの10倍段階希釈液(8 ng~0.8 pg RNAに相当)をテンプレートとし、本品を用いてβ-actin(増幅長 156 bp)の増幅を行いました。

Template: 
cDNAの10倍段階希釈(RNA 相当量: 8 ng, 800 pg, 80 pg, 8 pg, 0.8 pg)
PCR condition: 
95°C 10分→(95°C 5秒→60°C 1分) x 45サイクル → 融解曲線解析
Target: 
β-actin 一部領域(増幅長 156 bp)
PCR volume: 
20 μl
装置: 
ABI QuantStudio™ 5 (Fast mode)*

* 推奨Ramp rate範囲は、2.63-4.4°C/sec(温度上昇速度)と2.2-3.5°C/sec(温度下降速度)です。Thermo Fisher Scientific社製のリアルタイムPCR装置を使用する際は、Standard mode ramp speedではなく、「Fast mode」を選択してください。その際、PCRサイクル条件に酵素の活性化ステップ(95°C 10分間)が含まれていることを確認し、60°Cの伸長時間を1分間にしてください。

結果  本品では各濃度のテンプレートで増幅が起こり、融解曲線で単一のピークが得られました。

実験例2 GeneAce SYBR™ qPCR Mix II と他社製品の特異性の比較

本品、A社およびB社のリアルタイムPCR用試薬を用いてLambda DNA(800 fg, 80 fg, 8 fg)をテンプレートとし、各社の推奨PCR条件で増幅を行いました。また、No Template Control(NTC)実験と融解曲線解析により、反応の特異性を比較しました。

Template: 
Lambda DNA(800 fg, 80 fg, 8 fg)
PCR condition: 
95°C 10分→(95°C 15秒*→60°C 1分) x 45サイクル → 融解曲線解析
Target: 
Lambda DNA(増幅長 400 bp)*
PCR volume: 
20 μl
装置: 
ABI QuantStudio™ 5 (Fast mode)

* 増幅鎖長が200 bp以上の場合は、サイクル内の変性時間を5 secから15 secに変更することを推奨します。(なお、プライマー設計の際は、増幅鎖長が500 bpを超えないようにしてください。増幅鎖長を80-180 bp程度にすることが最も望ましいです。)

結果  本品では非特異的増幅は見られず、目的のPCR産物が特異的に増幅されました。一方、他社品ではNTC実験で増幅が検出され、融解曲線解析では2本のピークが観察されました。


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Q & A

【基礎編】

なぜ最初の熱変性ステップ(95℃)で、10分間の処理が必要なのですか?
新製品(GeneAce SYBR™ qPCR Mix II)と従来品は何が違うのですか?
凍結融解による活性への影響はありますか?

【トラブルシューティング編】

増幅の立ち上がりが遅い。

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資料 Data Sheet

製品マニュアル

SDS(Safety Data Sheet)

リーフレット

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関連情報

備考

License

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問い合わせ先

購入に関するお問い合わせ先
富士フイルム和光純薬株式会社および同社代理店・特約店
製品に関するお問い合わせ先
株式会社ニッポンジーン 学術営業課

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