ISOSPIN Blood & Plasma DNA

全血、血清、血漿からのDNA抽出キット
核酸抽出/精製
品名 Code No. 包装単位 価格 備考
ISOSPIN Blood & Plasma DNA 312-08131 50回用 22,000円  

製造元 (株)ニッポンジーン

表示価格は希望納入価格 (税別) です。

製品説明

isospin
ISOSPIN Blood & Plasma DNA 50回用

ISOSPIN Blood & Plasma DNA は、全血、血清、血漿からのDNA抽出用試薬です。
本品を使用することで、効率よくDNAを30分間で抽出することができます。カオトロピックイオン存在下でDNAがシリカへ吸着する原理を応用し、フェノールやクロロホルムなどの毒性有機溶媒を使用しません。スピンカラムを使用したDNA精製は、簡単な操作かつ安定した収量で高品質なDNAを得ることができます。
本品は、血液中からゲノムDNAだけではなく、循環DNAや長期保存中に断片化したDNAも抽出可能です。

特長

・様々な血液サンプルからゲノムDNAを抽出可能・断片化したDNAや循環DNAも効率よく回収・スピンカラムを用いた30分間の迅速・簡単操作・フェノールやクロロホルムなどの毒性有機溶媒は使用しない・カラム容量が大きい(900 µl)ためスケールアップが簡単

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製品内容

 

ISOSPIN Blood & Plasma DNA (50回用)
構成品 容量 保存 備考
Proteinase K (20 mg/ml) 1 ml x 1 -20°C  
BE Buffer 15 ml x 1 室温  
BW1 Buffer 48 ml x 1 室温 エタノール含有
BW2 Buffer 35 ml x 1 室温 エタノール含有
Elution Buffer 14 ml x 1 室温 溶出液
Spin Column 50本 x 1 室温 上部パーツ:カラム、下部パーツ:Collection Tube
Collection Tube 50本 x 2 室温 Collection Tube は単品でも販売しております。

輸送方法

製品は室温輸送しております。製品到着後、キット構成品のProteinase Kを冷凍保存(-20℃)して下さい。
Proteinase Kは、1週間までは室温で保管した場合でも品質に影響はありませんが、できるだけ早めに-20℃で保管してください。

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使用例

簡易プロトコール

Data 1: 各種血液サンプルからのDNA抽出

ISOSPIN Blood & Plasma DNA と他社製品を用いて各種血液サンプル 200 µl から DNAを抽出した。実験は各抽出キットのマニュアルに従って行ったが、回収量を比較するため溶出液量を 80 µl に揃えた。

各種血液サンプル
① ヒト EDTA2Na 保存血
② ヒト EDTA2K 血
③ ヒト ヘパリン 血
④ ヒト クエン酸Na 血
⑤ ウマ 保存血
⑥ ヒツジ 保存血
①…冷凍保存血を使用
②,③,④…採血して、当日のうちに抽出に使用
⑤,⑥…採血後にクエン酸Na等が含まれている保存液と1:1の割合で混合された保存血を使用


結果
他社製品と同等もしくはそれ以上の収量で各種血液サンプルからDNAを回収することができた。

Data 2: 血漿からの循環DNAの抽出

ISOSPIN Blood & Plasma DNA と他社製品を用いて母体血漿 240 µlから循環DNAを抽出し、Y染色体上に存在する胎児遺伝子(DYS14およびSRY)をリアルタイムPCRにて定量した。実験は各キットマニュアルに従って行い、比較のため溶出液量を 30 µl に揃えた。

DYS14 SRY
 


結果
ISOSPIN Blood & Plasma DNAは他社製品よりも高い収量で血漿サンプルから循環DNAを回収することができた。

Data 3: 血清、血漿からのDNA抽出

ISOSPIN Blood & Plasma DNA と他社製品を用いて血清および血漿サンプル200 µl からDNAを抽出し、リアルタイムPCRにて評価した。実験は各キットマニュアルに従って行い、回収量を比較するため溶出液量を200 µl に揃えた。

結果
ISOSPIN Blood & Plasma DNAは他社製品よりも低いCt値を示した。この実験例において、本品の方が血清および血漿からゲノムDNAを収率よく回収できたことが示唆された。

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Q & A

ヒトの培養細胞への使用実績はありますか?

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資料 Data Sheet

製品マニュアル

SDS(Safety Data Sheet)

リーフレット

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関連情報

ISOSPIN Blood & Plasma DNAの使用文献

  1. Takashi Takeshita, Yutaka Yamamoto, Mutsuko Yamamoto-Ibusuki, Mai Tomiguchi, Aiko Sueta, Keiichi Murakami, Yoko Omoto, and Hirotaka Iwase (2017)
    Analysis of ESR1 and PIK3CA mutations in plasma cell-free DNA from ER-positive breast cancer patients
    Oncotarget. 2017 Aug 8; 8 (32): 52142-52155.
  2. Takashi Takeshita, Hirotaka Iwase (2019)
    dPCR Mutational Analyses in Cell-Free DNA: A Comparison with Tissues.
    Cell-free DNA as Diagnostic Markers (Methods Mol Biol) 2019;1909:105-118.

使用上の注意

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問い合わせ先

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富士フイルム和光純薬株式会社および同社代理店・特約店
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株式会社ニッポンジーン 学術営業課

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