Agarose X

低分子量核酸分離用

品名	Code No.	包装単位	価格	備考
Agarose X	311-02682	25 g	20,400円	在庫あり
Agarose X	313-02681	100 g	60,000円	在庫あり
Agarose X	319-02683	3 g	販売終了	2024年2月

製造元　(株)ニッポンジーン

表示価格は希望納入価格 (税別) です。

「Agarose X」の販売を在庫なくなり次第、終了いたします（在庫終了予定時期：2024年春頃）。本品の代用可能品は「Agarose 21」です。（ご案内PDF）

製品説明
製品内容
使用例
Q & A
資料 Data Sheet
関連情報
問い合わせ先

製品説明

Agarose X は1,000 bp 以下の核酸の分離用に開発されたアガロースで、PCR 産物や制限酵素断片などの短鎖DNA、RNA の電気泳動に適しています。溶解性に優れており、高いゲル強度を有しているため、操作時の取り扱いが容易です。

特長

・短鎖フラグメント（PCR 産物・制限酵素断片）の電気泳動に・使用濃度範囲　2～6 %・分離範囲　0.01～1.0 kbp

用途

核酸の電気泳動（10～1,000 bp）

規　格
ゲル強度	≧1,200 g/cm²(4%)
融点	≦92°C(4%)
ゲル化温度	31～39°C(4%)
硫酸含量（SO4）	≦0.15%
水分含量	≦10%
電気浸透度（-Mr）	0.06～0.14

▲このページのトップへ

使用例


ゲル濃度	3～4%
ゲルの厚さ	3 mm（ゲルの厚さを3 mm 程度にすることにより、クリアーな泳動パターンが得られる）
バッファー	TAE バッファーまたはTBE バッファー
使用上の注意	6％より高いゲル濃度では溶液がかなり粘性を帯び、取り扱いが困難になります。溶解の際にはバッファーの蒸発を防ぐため、容器にラップをし、ピンホールを開けて下さい。溶液はわずかに黄色くなりますが、品質には問題ありません。

▲このページのトップへ

Q & A

均一な、高濃度アガロースゲルの作製が難しい。: 乾燥したフラスコにAgarose粉末を先に入れ、bufferを加えてよく混ぜることと、完全に融解すること、温度が65℃程度になったらゲルトレイに注ぐことがポイントになります。詳しくはPDFファイルをご覧ください。
写真で見るアガロースゲル作製のポイント（PDF）
4％ゲルと6％ゲルを使用した場合、70bp と50bp のDNA断片は分離しますか？: Agarose X を用いて4％ゲルと6％ゲルを作製し、以下条件で電気泳動したところ、どちらの濃度でもフラグメントの分離が見られました。
＜電気泳動条件＞　100V, 4時間, ゲルサイズ：15 cm長・5mm厚
6 x Loading Buffer Triple Dye（色素：Orange G、Bromophenol Blue、Xylene Cyanol FF）を使用
Marker 9 をアプライ（Lane 1： 0.5 μg、Lane 2: 1.0 μg）
Agarose X、Agarose 21、Agarose XPの違いはなんですか？: Agarose X、Agarose 21、Agarose XPの順で製品ラインアップに追加しました。３種類とも高濃度なアガロースゲルを作製できるため、低分子量核酸の分離に適しています。Agarose X は最も高濃度な6％ゲルを作製できます。Agarose 21はより溶解しやすくなっているため3-4％ゲルの作製にお勧めしています。Agarose XPは低融点タイプアガロースのためゲル強度は他より低いものの核酸回収の用途に最適です。
Agarose X
Agarose 21
Agarose XP